猫の熱中症の症状には要注意!専用の対策グッズってあるの?
2017/05/01
今、人がペットにしている猫の祖先は中東の砂漠に生息していた
亜種リビアヤマネコであるとされています。これが、犬よりも暑さに強いとされるゆえんです。
しかし、最近の異常なまでの暑さにはさすがの猫も参ってしまうでしょう。
さらに飼い主が外出したあとの締め切った部屋では温度が急上昇します。
ひとりで留守番をしているねこちゃんが熱中症になることは十分に考えられます。
大切な、あなたの猫ちゃんを熱中症から守るためにも症状や対策をしっかりと確認しておきましょう!
猫の熱中症の症状には要注意しよう!
猫の熱中症の症状とはどんなものでしょう。
次にあげる症状でいくつか思いあたる節があったら熱中症かもしれません。
・元気がない
・ぐったりしている
・呼吸が荒い
・よだれが多い
・目や口の周りが充血している
・嘔吐や下痢
●重度の熱中症
こんな症状があったら熱中症も重度です。急いで動物病院へ駈け込んでください!
・意識の混濁
・失神
・痙攣
・下血、血尿
猫は鼻呼吸ですので犬のように通常はハアハアとあえぐような呼吸(パンティング)はしません。ハアハアと呼吸が荒くなってしまうのは要注意です。
毎日、接しているあなたのかわいい猫ちゃんの体調をしっかりと見極めて重度の症状にならないように注意しましょう。
対策するためには、市販で売られているグッズを使用するのが効果的。それでは、順番にみていきます。
猫専用の対策グッズってあるの?
熱中症の専用グッズというわけではありませんが、暑さ対策には定番のひえひえマットがお勧めです。
値段は高いのから安いのまで、ご予算に応じていろいろあります。
我が家の犬にも使っていますが、ジェルタイプのものはひんやりとして夏の夜には寝心地が良いようで、
顔の筋肉を緩めて、だら~っと寝ています。
最近、人気の猫用熱中症対策のグッズです。猫の体温を放熱し体を冷やしてくれる優れものです。
猫ちゃんがお鍋のような形のニャンコ鍋に入っている姿はとてもユーモラスで可愛いですよ。
猫ちゃんが気持ちの良い顔をして寝ているのを見るのも、飼い主として幸せです。
その場の熱中症の危険度を測定できる道具です。
気温と湿度を算出し、熱中症になりやすい環境かどうかを数値で教えてくれるものです。
猫の体に直接かけて熱を排出します。
ハアハアとパウンテングを始めたらスプレーをかけて熱を体から逃がしてあげましょう。
猫の熱中症の予防
これからの季節、気温は上昇する一方です。まだ、真夏ではないからと安心はできません。
車の中や機密性の高いマンションなどは要注意。
思いもかけないほど温度が上昇し、ひとりで留守番をしている猫ちゃんには危険なことがいっぱいです。
熱中症対策グッズも良いですが、熱中症の予防も大切ではないでしょうか。
まず、部屋に風をいれて空気の流れを良くしてあげる。
それには、エアコンや扇風機を使うと良いでしょう。
電気代がもったいないからと言って、エアコンを使わないのは飼い主としては失格。
猫ちゃんの体の事を考えてしっかりと、快適な室内を作ってあげましょうね。
お出かけ前には餌とともに新鮮な水をいつでも飲めるようにしてあげることも忘れてはなりません。
できれば、水飲み場は一ヶ所ではなく複数作ってあげるのが良いでしょう。
あちらこちらに飲み水を用意して猫がいつでも水を飲めるようにすることも大切な愛猫を熱中症にしない心がけだと思います。
大切な生き物の命を預かる身ですから、間違っても車の中に猫ちゃんをひとりで放っておくのだけはやめてくださいね!
猫の熱中症のまとめ
マンションに猫を飼う若い方が多くなっています。散歩も行かなくて良いし、犬よりも気軽に飼えるところがうけている要因です。
猫は一人暮らしをする人にとっては話し相手にもなってくれ、最良のルームメイトになります。
しかし、お出かけの時には気をつけてあげてください。
お勤めや外出であなたが留守の時は猫はひとりぼっちなのです。
暑くなった部屋で留守番をしている猫は苦しんでいるかもしれません。
熱中症にさせないためにも、暑い日には対策をきちんとしてからお出かけくださいね!