枝豆と黒豆は違うの?栽培方法と収穫時期と茹で方を知ろう!
2016/10/17
暖かくなり、ビールが美味しい季節になりました。ビールのお供といえば「枝豆」。 僕も大好きで飲み会に行けばまずはビールと枝豆ですね。
この枝豆。採りたてを食べればもっと美味しいはずです。 枝豆についての知識と栽培方法、収穫時期、茹で方などを分かりやすく紹介しますので この夏は、自宅での栽培に挑戦してみましょう。
枝豆と黒豆の違いは?
枝豆とは大豆が完熟する前に収穫したものです。中国が原産で日本で枝豆として食されたのは
江戸時代で17世紀の末です。約200種以上の品種があり「黒豆」はその中のひとつの品種になります。
大きく分けて、3種類あります。
●青豆
豆が緑色の一般的な枝豆でクセがなく万人受けする味です。関東で多く生産されています。 7~8月に収穫したいのであれば、枝豆専用の豆を栽培してください。 ひとつのサヤに2~3粒の豆が入っているのが特徴です。
●茶豆
少し茶色を帯びていて、青豆に比べて香りが強く、甘味強いのが特徴です。新潟、東北地方を中心に栽培されている枝豆です。8月~9月が収穫時期です。ひとつのサヤに2粒の豆が入っているのが主体の品種です。
●黒豆
うっすらと黒みを帯びていて、青豆に比べて黒豆特有の甘みとコクが特徴です。関西で多く栽培されており、京都の丹波黒豆が有名です。正月用の煮物に使われる。9月~10月が収穫時期で生産量も少ないので市場にあまり出回らないです。
枝豆と黒豆の栽培方法と収穫時期は?
枝豆は青豆、茶豆、黒豆が完熟するまえに収穫するものなので栽培方法は同じです。
ただ、収穫する時期が異なるだけです。種まきから収穫時期を見ておきましょう。
種まき 収穫時期(枝豆)
【北海道・東北・北陸】 5月中~6月中 8月中~9月中
【関東・中部・近畿・中国】 4月中~5月 7月中~8月
【四国・九州・沖縄】 4月 ~5月 6月中~8月中
●栽培方法
①プランターの準備
幅65cmほどのプランターを準備。
②種まき
株と株との間を12.5cmづつあける。一箇所辺り4粒程まいていく。
③発芽まで
種が隠れるまで土をかぶせる。乾燥しないよに水を毎日あげる。
④間引き
発芽(葉が2枚出た頃)してきらた、各ポイントに2株残して間引く。
⑤追肥
3週間一回程度、様子を見ながら追肥。
⑥転倒防止
大きくなってきたら、2株の適当な間隔を紐で結ぶ。支柱代わりになり転倒防止になります。
⑦収穫
種まきから約80日後に収穫です。根元から引き抜きてください。
枝豆の収穫期間は短くて、約1週間か10日ほどしかありません。完熟する前に収穫しないと実は硬くなり、品質も落ちてしまいます。
枝豆として収穫せず、そのままかれるまで放置しておけば「黒豆」「茶豆」が収穫できます。枝豆は病気のない丈夫な野菜ですが、鳥などの被害には十分注意してください。
枝豆や黒豆の茹で方と簡単レシピ
収穫後はすぐに味が落ちるので早速調理しましょう。
●枝豆のゆで方
①材料
枝豆:250g
水 :1リットル
塩 :40g(水に対して4%)
②下準備
枝豆を洗い、両端の不要な部分をハサミでカット
③塩もみ
塩15gを使って、両手で塩もみする
④お湯を沸騰させ、枝豆を入れる。
塩25gを入れ水を沸騰させて、枝豆を入れる
⑤4、5分茹でる
中火で茹でる。少し硬いぐらいで。
⑥ザルにあけ、冷ます
うちわで冷ます。水をかけないこと。
⑦塩を足して混ぜる
以上、採れたてのものさっと調理すると、冷凍の枝豆との味の差にびっくりすると思います。風味も食感も全然違います。
黒豆煮にも挑戦してみましょう。
●黒豆煮のレシピ
①材料
黒豆:300g
砂糖:200~300g
水 :1.5リットル
塩 :ひとつまみ
②下ごしらえ
黒豆をザルにあけ流水でやさしく洗う。傷んでいるものは取り除く。
③水に浸す
大きめのボウルに入れ、塩と溶かした水をゆっくり入れる。
④一晩おく
⑤煮る
浸していた水ごと鍋に入れ弱火でゆっくり煮る。アクをこまめに取る。
水がなくなってきたら、ぬるま湯を追加。
⑥砂糖投入
一時間して、ちょうどいい硬さになったら砂糖を加え15分煮る。
⑦冷まして完成
まとめ
枝豆は簡単に栽培できますので、ぜひ挑戦してみてください。採りたてのものは、市販や居酒屋のものとひと味もふた味も違います。ビールのお供に最高のひと品になること間違いなしです。