梅雨時期のカビは子どもに悪影響?病気にならないための対策は?
梅雨時期はなんとなく心が憂鬱になります。
何日も続く雨。
乾かない洗濯物が部屋に吊るしっぱなし。
外に遊びに行きたくてもいけない子どもたちが家で大騒ぎ。
そんな、うっとうしい梅雨の時期ですが、私たちの気持ちは逆に元気になるものがあります。
それは、カビです。
この厄介なカビですが、放っておくと子供にも悪影響を及ぼしかねませんので、対策が必要となります。
梅雨時期のカビは子どもに悪影響なのか?
あなたもご存知のように、ジメジメした梅雨時はカビが発生しやすくなります。
普段からカビが発生しやすい、キッチンや風呂場など水回りには、この時期とくに発生します。
そればかりではなく、食べ物や衣類にカビがついたり空気中にも胞子を浮遊させるというから厄介。
この空気中に散乱したカビの胞子を吸い込んでしまうと最悪な場合、
アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー症状を引き起こしてしまうことがあります。
また、夏型過敏性肺炎という病気にもなってしまう可能性もあります。
元気な大人はそれほど心配することもないのですが、子どもや高齢者は要注意。
そして、最も気をつけたいのが食中毒でしょう。食中毒は一般に細菌やウイルスが原因であることはよく知られています。
しかし、カビの中には毒素を持っているカビもあるので、カビ毒による食中毒も梅雨時には見過ごすことができません。
食パンに青カビが生えている時がありますよね。
ちょっとカビの部分を捨てて食べても大丈夫だろうと思いがちですが、
安全を第一にするのであれば絶対に食べるのはやめてくださいね!
目に見える状態になった青カビは、信じられないくらいの数に繁殖している可能がありますので。
カビの中にはアフラトキシンなどのカビ毒を作り出すものがあり、これが食中毒を発生させます。
アフラトキシンは穀類やナッツ類に多く含まれ、腹痛や下痢、吐き気や嘔吐などの症状がみられます。
このカビ毒は発ガン性物質を含んでおり、最も怖いカビ毒です。
とにかく、梅雨時期のカビは子供に悪影響があるのでしっかりと対策しておきたいものです。
カビで病気にならないための対策は?
カビは色々な病気を引き起こす元となります。
カビを発生させないことが最大の対策ですが、梅雨時は知らず知らずのうちに発生してしまうもの。
一体何に気をつけたら良いのでしょう。いくつかポイントがあるので見てきましょう。
●エアコン
今やどこのご家庭にでもあるエアコン。お部屋の中でカビの存在の気付きにくさでいうとナンバーワン。
とくに、あまり掃除をしていないエアコンはカビのかっこうの住み家となります。
ということは、掃除をしないままにエアコンを使っていると部屋中にカビを撒き散らしている訳ですね。
夏が本格化する前の季節の変わり目にしっかり内部の掃除をして対策しておきましょう。
●お風呂
お風呂は家のなかでカビが生えやすい場所ナンバーワンです。
ちょっと掃除を怠るとピンクのカビが浴槽に発生してしまいます。そして、風呂場の壁には黒っぽいカビが点々と出てしまいます。
対策としては基本ではありますが、換気が大切。しっかりお掃除したあとは、しっかりと壁の水分を取り、窓を開けて換気するなどの工夫をしてください。
●布団
布団もカビの温床となっています。天気の良い日は外に出して布団干しを行うのは基本ですね。
しかし、梅雨時で外に干せないときは布団乾燥機があると、とても便利です。
コンパクトサイズで簡単に乾燥できると、こちらの商品が人気となっています。
カビを絶対に発生させないということは難しいと思います。
しかし、こまめにお掃除をして換気をすることを心がけるだけでもカビの発生はかなり抑えられるので、しっかりと行いましょう。
そして、カビが生えてしまった食品はもったいないと思っても食べずに捨ててしてしまうこと。
冷蔵庫を過信しないことも大切。冷蔵庫に入れてあるから大丈夫と思っていても、カビは生えてくるものです。
買ったら日にちを置かずに食べてしまうこともカビを防ぐ対策にもなり、食品を無駄にしないことにもつながります。
梅雨のカビのまとめ
梅雨時期のカビについて、ご紹介してきました。
カビはアレルギーなど、色々な病気を引き起こす原因にもなりますし、中には食中毒を起こすようなカビ毒を持つものもあります。
とくに、お子さんには注意が必要ということは、わかっていただけたかと思います。
対策としては、エアコン、お風呂、布団などはよく掃除をして清潔に保っておくことが必要。
生活の中でほんの少し気をつけるだけで、カビによる子どもへの影響を減少させることができますので、しっかりと対策していきましょうね!