夏の花粉アレルギーの辛さは半端ない!?咳が続く時の対策は?
花粉症は春に発症するものと思いがちですが、実は夏の花粉症もかなり多いのです。
春はスギ花粉が花粉症の主な原因ですが、夏にはイネ科の花粉が空気中を飛んでいて
花粉症を引き起こします。
花粉アレルギーの方にとってはなんとも辛い現実ですが、花粉は一年中飛んでいるのです。
そんな、つらい花粉アレルギーの症状と咳が止まらない時の対策について紹介していきます。
夏の花粉アレルギーの辛さは半端ない!?
まず、夏の花粉アレルギーの主な原因とされているのがイネ科の植物です。
その中でも特に原因とされているのが『カモガヤ』です。
春の花粉症の原因である、スギやヒノキとは違って、夏の花粉アレルギーの原因であるイネ科の植物は低い位置に生息していますので、それほど花粉が遠く行くことはありません。
しかし、厄介なことにイネ科の植物は私たちのすぐそばに生息しているので、日常いたる所で見かけます。
あなたの家の近くの公園や川沿いの土手など、普段は気がつかないだけで道端には様々な植物が生息しているのです。
それでは、夏の花粉アレルギーの症状には一体どんなものがあるのでしょうか?
夏の花粉アレルギーの症状は鼻水やくしゃみ、咳、目のかゆみといった
春の花粉症とほぼ同じような症状を見せます。
ただし、注意をしなければならないことは、カモガヤの花粉症になる人は食物アレルギーを
引き起こす可能性があるということです。
カモガヤ花粉症と食物アレルギーは構造が似ているため、アレルギー反応が出てしまうのです。
アレルギーを起こしやすい食物としてはトマト、メロン、ジャガイモ。
あとは、私も大好きなのですが、夏の定番の「スイカ」。
これらの食物でアレルギーを起こした!
という人はあなたの周りではあまり聞かないかもしれません。
しかし、可能性としてアレルギーを起こすことがあるということを知っていれば、
対応もすぐにできますので、頭の片隅に置いておいてください。
これらの植物を摂取して一度、食物アレルギーを引き起こしてしまうと
かなり重篤な症状が出る場合があります。
吐き気やめまい、呼吸困難、じんましんなどが起こり、
時には意識喪失などを起こしてしまうこともありますのでご注意を。
ある一定の食品で発作が出てしまう食物アレルギーは花粉症よりも危険。
上記で紹介した症状があったらすぐに病院へ行くことをお勧めします。
花粉アレルギーで咳がずーっと続く時の対策はどうすればいい?
花粉アレルギーは時として風邪にも似た症状を見せます。
それが咳や痰といった症状。
息を吸う時に空気と一緒に鼻から花粉も取り込まれ、
その花粉が喉についてアレルギー反応を起こしてしまうのです。
咳がなかなかとまらないのはとても苦しいもの。なので、その対策を見ていきましょう。
喉が渇いていると咳が出やすくなりますので、まずは喉をいたわり潤すことから始めましょう。
●水分補給
喉の乾きを防ぐため最も直接的な方法は水分を補給することです。
水でも良いのですが、暖かい飲み物ならなお良いので、
熱いお茶や紅茶などでしっかりと喉を潤しましょう。
●湿度を保つ
渇いた空気も喉に悪いので部屋全体を乾燥から守るために加湿器もお勧めです。
加湿器で部屋の湿度を適度に保ちましょう。
加湿器がない場合は濡れたタオルなどでも代用できます。
濡れタオルを部屋に干しておくだけでも湿度は全然違いますのでしっかりと保湿しましょう。
●マスクをつける
喉の乾燥を防ぐにはやはりマスクをつけるのが一番です。
風邪の予防にもなりますので寝る時にはマスクをつけて寝るようにします。
●のど飴を舐める
のど飴を舐めるのも良い方法。
乾燥から喉を守り喉の痛みを和らげてくれます。
●うがいをする
外から帰ったら忘れずにうがいをしましょう。
とにかく乾燥から喉を守り喉に優しくしてあげましょう。
しかし、あまり咳がひどい時には病院へ行くことを忘れないでください。
咳の原因が花粉アレルギーではない可能性もあるからです。
花粉症によく似た症状で、「夏型過敏性肺炎」の可能性もあるからです。
冷房を使った時にエアコンのなかにあるカビなどを吸い込んでしまうことによって起きる病気。
夏を迎え、エアコンを使う機会が多くなるので十分に注意してくださいね。
夏の花粉アレルギーのまとめ
花粉症は春先だけではなく夏にも起こり、主にイネ科の植物によるものが原因。
とくに『カモガヤ』の花粉がその原因となるケースが多いことがわかっていいただけたかと思います。
カモガヤによる花粉症にかかる方は、時として食物アレルギーを起こすことがあるので
その点にも、十分注意してください。
そして、夏の花粉アレルギーが原因で咳が止まらなくなることがありますが、
その対策としては喉を十分潤す必要があります。
今回、紹介したことは基本的な対策ですが、丁寧に行えば十分に喉に潤いを与えてくれます。
しかし、こういった処置で幾分咳は緩和されるはずですが、症状がひどい時には他の病気も考えられますので病院の内科、あるいは耳鼻科などの診察を受けて、医師の指示に従いましょう。