手足口病が保育園で流行する原因。初期症状と予防策を知ろう!
2016/07/12
夏になると保育園で流行りだすのが『手足口病』です。ブール熱やヘルパンギーナと共に三大夏風邪とも言われています。
我が家の息子は、保育園に通いだしたその年にすぐにかかってしましました。まだ、喋ることもうまく出来なかったので、どこが痛いのか、どこが苦しいのか解ってあげられず、とても辛い思いをさせてしまいました。
こんなことにならないよう、手足口病の原因や初期症状を理解して予防をしっかりしましょう。保育園から、手足口病が流行し始めたと連絡が来たら要注意ですよ!
手足口病の感染する原因ってなに?
手足口病は、エンテロウィルスやコクサッキーウィルスの一種が原因とされています。ウィルスは分かっているだけでも10種類以上あり、一旦かかっても再度感染することがありますので注意が必要です。
感染経路としたら、飛沫感染、接触感染、糞口感染によって感染が拡大します。感染力が強く、症状がおさまった後でも呼吸器系からは1~2週間はウィルスが出てきますし、便に関しては、3~4週間もウィルスが排出されます。
両親が共働きであれば、保育園を1ヶ月近くも休ませるわけには行かないので、ウィルスがどうしても蔓延してしまう訳です。保育園で流行するのもの納得できますね。
手足口病に感染するとどんな初期症状がでる?
初期症状では発熱が2~3日続きます。その後に、口内炎や発疹、水疱ができます。初期症状としては、ヘルパンギーナと似ているので見分けるのが困難です。
●手足口病
熱 :37~38℃くらいで発熱しないこともある
発疹 :手、足、口の中に水疱ができる
●ヘルパンギーナ
熱 :39~40℃の高熱
発疹:口の中に水疱ができる
手足口病は、見た目の症状はとてもひどく見えますが、割と元気な場合が多いです。逆にヘルパンギーナは、見た目は手足口病ほどではないが、症状が重くなりがちです。とわいえ、どちらの病気も重症化するおそれもありますので細心の注意を払ってくださいね。
※注意事項
毎年、流行するウィルスによって症状が違いますので初期症状の目安としてください。症状が見られたら、必ず医師の診断を受け指示に従ってください。
手足口病にかからないための予防策
手足口病には、ウィルスに直接効く特効薬はありませんので自然治癒するのを待つのみです。子供にとっては辛い期間が続くわけなので、そうならないためにも下記の予防策はしっかりと行いましょう。
●こまめな手洗い
保育園ではしっかりと教えてやらせていると思いますが、家庭での手洗いもしっかりと行いましょう。
●マスクをする
感染が流行し始めたらマスクをするのがベストです。保育園内でしてくれるといいのですが・・・
●タオルの共用をさける
保育園では、個人用のタオルを使用していると思いますが注意してみておきましょう。
●おむつ交換時に注意
オムツ交換時には、大人たちの手洗いも重要です。
手足口病のまとめ
●感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染
●治癒しても、ウィルスは1ヶ月近く残ることもある
●感染すると自然治癒するのを待つしかない
●予防には、こまめな手洗いが必須
手足口病は、子供の体力や免疫力にも影響されます。まずは、感染症にかからないことを第一に考えて、日頃から生活習慣を整え、睡眠たっぷりで健康なカラダづくりをしましょう。その上で手洗いなどの躾もしっかりと行い感染しないようすることが大切です。
【手足口病について】
手足口病の治療と子供のケア。潜伏期間と大人への影響!