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ノロウイルス予防の原則。子供に効果のある食べ物は?

   

ノロウイルス
毎年11月~2月にかけて流行するノロウイルスですが、予防を日常から心がけていますか?

ノロウイルスに感染すると、激しい腹痛や下痢、おう吐などの症状が発生します。感染力も強く、家族の1人が感染すると、すぐに家族に移るともいわれています。

特に幼稚園や学校に通っている子供がいる家庭では、ノロウイルスをもらってくる可能性が強いので十分注意が必要です。

ノロウイルス予防の原則と予防に効果のある食べ物について紹介しますので、しっかりとノロウイルスを防ぎましょう。

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ノロウイルスの予防方法には原則がある!

食中毒を起こすのは、「細菌」と「ウイルス」が主な原因となっています。細菌予防は、①細菌をつけない②細菌を増やさない、③細菌を死滅させる、が3原則になります。

ウイルスの場合は食品中では増殖しないので「増やさない」は当てはまりません。しかし、少しのウイルスでも感染すると爆発的に増えて下痢などの症状が発生します。

なので、ノロウイルスを予防するために「4原則」が大事になってきます。

①持ち込まない
②拡げない
③加熱する
④つけない

これらが、予防4原則になります。それでは順番に見ていきましょう。

【ノロウイルスを持ち込まない】
細菌やウイルスは目に見えないほど小さなもので、ノロウイルスいたっては直径30nm(1nm=100万分の1)ほどの大きさで、通常の細菌と比べても30分の1程度の大きさとなっています。

手や指に付着すると、爪などの間に簡単に入り込んできますからとても厄介なウイルスです。ウイルスを家の中に持ち込まなければ、ノロウイルスに感染することはありませんから、こまめな手洗いが重要になってきます。

【ノロウイルスを拡げない】
もし、ノロウイルスに感染した人がいた場合は、それ以上拡げないようにすることが大切です。排泄物やおう吐物の処理をしっかりしないとウイルスが拡散してしまいます。

日常の清掃時にも、次亜塩素酸ナトリウムを使用して清掃することがウイルスを拡散しないためにも有効です。

【加熱する】
食品中の細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、食品はしっかりと加熱して頂きましょう。食品の中心部を75℃以上で1分以上過熱することで死滅させることができます。

ふきんやまな板、包丁などの調理器具にもウイルスが付着するので洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。

【つけない】
ノロウイルスは感染力がとても強く、少量のウイルスが口に入っても感染・発症するので、食べ物や調理器具などにウイルスをつけないようにしなければなりません。それには、手洗いが重要になってきますので、調理を始める前、生の肉や魚・卵を取り扱う前後、おむつを交換した後、などは必ず手を洗いましょう。

ノロウイルスの予防で子供が絶対にしておきたいこと!

ノロウイルの予防の原則でもあげたように、ウイルスを「持ち込ませない」、「つけない」ためには手洗いがとても重要になります。幼稚園や学校に通っているお子さんがいると、集団生活ですからどうしてもノロウイルスに感染する可能性が高くなってしまいます。

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ですから、手洗いはとても大切になるので、正しい方法で子供たちが手洗いできるようにしっかりと教えてあげてください。

①時計やなどのアクセサリー類を外す

②ひじから下を水でぬらす

③石鹸をつけてよく泡立てる

④手のひらと甲を洗う(5回程度)

⑤指の間、付け根を洗う(5回程度)

⑥親指をしっかりと洗う(5回程度)

⑦指先でを使ってしっかりと洗う(5回程度)

⑧手首から腕・ひじをしっかり洗う

⑨水で十分にすすぐ

⑩ペーパータオルでふく

⑪蛇口栓にペーパータオルをかぶせて栓を締める

⑫アルコールで消毒する

⑬手と指にしっかりとすり込む

(社)日本食品衛生協会から、 「手洗いの手順」が公布されていますので見えるところに張っておきましょう。手洗いのタイミングとしては、外から帰ってきたとき、トイレの後、食事の前などにはしっかりと手洗いをするように指導しましょう。

ノロウイルスの予防には日常の食べ物も効果あり!?

手洗いで日常の予防をするとともに、食べ物で身体の内側からも予防しましょう。予防に効果的な食品をいくつか紹介してきますね。

【ヨーグルト】
ヨーグルトの中でも、「ラクトフェリン」を多く含んだものがノロウイルス予防に効果的といわれています。ラクトフェリンは母乳に含まれておりタンパク質の一種です。

このラクトフェリンは腸内の有効な菌を増やして免疫力をアップさせる効果がありますので、ノロウイルスが体内に侵入してくると、ウイルスが増殖するのを抑えてくれます。

また、ラクトフェリンが腸内の表面に張り付き、ウイルスからガードする役目も果たしています。

森永乳業さんから、ラクトフェリン入のヨーグルトが販売されていますので、毎日の朝食に取り入れていきましょう。毎日の食事に追加するだけなのでとても手軽に予防できますね。

【ヤクルト】
ヨーグルトと並び、ノロウイルスの予防に効果があるとされているのが「ヤクルト」になります。ヤクルトは乳酸菌飲料でシロタ株が入っており、それが腸内で増殖し、善玉菌を増やすことで免疫力を高める効果があります。

ということで、シロタ株を多く含んだものが良いので、通常のヤクルトより「ヤクルト400」がオススメです。ヤクルトも毎日の食事と共に続けることで効果がありますので、ぜひ摂取してみてくださいね。

ノロウイルス予防のまとめ

ノロウイルスに対しては、有効治療方法が見つかっていないので、かかってしまうと自宅療養で安静にするしかありません。

感染してしまうと激しい下痢やおう吐が続きますし、感染力がとても強いので一気に拡がってしまいます。それを防ぐにはやっぱり予防が大切ですから、今回紹介した原則を守り、集団生活をしている子供たちにもしっかりと指導してあげてください。

そして、原則を守りつつ、更に身体の免疫を高める食べ物を摂取していけばより効果的ですので、ぜひ続けてみてくださいね!

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