手足口病の治療と子供のケア。潜伏期間と大人への影響!
2016/07/12
夏になると保育園や幼稚園で流行するのが『手足口病』です。手足口病にかかってしまうと、文字通り、口の中や手足をを中心にして水疱や発疹ができます。喉の痛みもあったりするので、食べ物もとりづらく子供にとっては辛い日が続きます。実際、我が家の息子もかかってしまったのですが、泣きじゃくっていたのをよく覚えています。
子供が体調が悪いと感じたら、すぐに医者に見てもらうのがベストですが、基本的な症状や治療、子供のケアの仕方などを頭に入れておけばパニックにならなくて済むので頭に入れておきましょう。また、潜伏期間や大人への影響も理解しておかないと感染の拡大につながるのでしっかりと確認しておきましょう!
手足口病に感染した時の治療と子供のケア
手足口病は、初期症状で発熱が2~3日続きます。その後、手、足、口を中心に水疱ができます。治療方法としては、ウィルスに直接効く、特効薬などはありませんので自然治癒が基本となります。治癒までの間、子供はとても痛がりますので身体のケアが大切になってきます。
暑い時期であれば、脱水症状には注意してください。喉や口の中に出来た水疱などにより痛みが発生して、食事ができなくなることがあります。特に幼児の場合は、おっぱいを飲まなくなることがあります。水分はしっかり取らせて、部屋を涼しくして休めてあげましょう。
食事に関して言うと、塩味の強いもの、暑いもの、柑橘系のジュースは避けましょう。やわらかくて喉こしがいいものを与えましょう。例えば、プリンやゼリー、おかゆ、豆腐などです。
手足口病の潜伏期間と保育園の登園について
手足口病の潜伏期間は3~5日なので症状が出るまでに時間がかかります。この発症しない期間に保育園に登園させるのですから、感染が広がるのは当たり前ですよね。
発症後は、一週間程度で症状が治まってきますがウィルスはまだまだ存在します。呼吸器系からは1~2週間はウィルスが出てきますし、便に関しては、3~4週間もウィルスが排出されます。
最長で一ヶ月近くもウィルスが排出されるので、登園のタイミングも難しいですよね。仕事をしていれば特に大変で、一ヶ月も休もうものなら何を言われるかわかりません。
では、どのようなタイミングで登園させるべきか見ていきましょう。第一は、医師と相談しながら適切な対策を取ったうえで行うことです。熱が下がったら登園してもいいという先生もいますし、水泡が治ってからという先生もいますので、かかりつけの医師の判断を仰ぎましょう。
水疱瘡やおたふく風邪は、法律の規定で一定期間学校に行くことができません。しかし、手足口病では法律的に学校を休まなければならない基準はありません。ですが、感染力が強いですから保育園などの独自のルールがあることもありますから、しっかりと確認しておきましょう。登園の目安を下記に記しておきます。
【登園の目安】
・発熱が治まっている
・水泡、発疹が消え、乾燥している
・口内炎が治っており、食事がでる
・咳や鼻水がでていないか
手足口病は大人にも感染するの?
感染対策を怠ったときや体力が落ちているときなどは感染しやすいといわれていますので、しっかりと対策を行ってくださいね。大人がかかると症状がひどいとも言われています。自分が実際に感染してしまった時も、息子よりひどかったです!
体調が悪かったわけではないのですが、手洗いやマスク、おむつの処理などを怠ったのが原因でしょうね。症状が消えるまで会社を休まなくてはいけなくなるので、あなたも十分注意してください。
【感染予防】
・こまめな手洗い
・マスクをする
・タオルの共用をさける
・おむつ交換時に必ず手洗い
手足口病のまとめ
●手足口病に効く薬はなく、自然治癒が基本
●食事はのどごしの良いやわらかいものを与える
●症状が治まっても、ウィルスは一ヶ月ほど排出されることもある
●登園に関しては、医師との相談のうえ決定
●大人にも感染するので、予防はしっかりと行う!
手足口病は感染力が強いので、発症してしまった場合は医師との相談により適切な対策を取りましょう。また、自宅では家族全員に感染するおそれもあるので予防を絶対に怠らないでくださいね!
【手足口病について】
手足口病が保育園で流行する原因。初期症状と予防策を知ろう!