熱中症対策に効果的な食べ物は?手作りレシピで夏を乗り切ろう!
2017/06/13
気温が高くなってくるこれからの季節、海やプール、キャンプなど、夏ならではのレジャーに心が弾みますね。
楽しいイベントが目白押しの夏ですが、気温が高い毎日に気をつけたいことが熱中症です。
熱中症はひどくなると最悪、死に至ることもあるほど怖いもので、毎年ニュースでも話題にあがっています。
特に子供は体力の消耗に気付かず夢中になって遊んでしまうもの。
日頃の食生活から熱中症対策をしていきましょう。
熱中症対策に効果的な食べ物は?
熱中症には水分補給が何より大切だと思っているかもしれません。
もちろん水分補給も大切なのですが、熱中症対策に適した食べ物があることをご存知ですか?
熱中症対策に効果を発揮してくれる栄養素はマグネシウム・カリウム・ビタミンB1が代表的です。
マグネシウムには糖をエネルギーに変えるはたらきがあるほか、血圧や体温を調節してくれ、体内の酵素に影響を及ぼします。
マグネシウムが不足すると筋肉が痙攣し、熱中症の症状にも繋がります。
カリウムは体内の水分調整に影響する栄養素。
汗をかくことで体内からカリウムが失われ、水分調整ができなくなり脱水症状が起こります。
ビタミンB1は乳酸などの疲労物質対策に効果的。
熱中症に繋がりやすい食欲不振や倦怠感などの症状を抑えることができます。
夏場は冷たいものを好んで食べがちで、知らないうちに糖分を摂りすぎてしまいます。
過剰に摂取した糖分を分解するのもビタミンB1が効果的なのです。
これらの栄養素を豊富に含む食べ物を順番に紹介していきますね。
【マグネシウム】
マグネシウムは豆類や魚介類、藻類などに多く含まれます。日々の食事で取り入れやすいのは木綿豆腐があげられます。お味噌汁にしたり、暑い日はそのまま食べたり、どこのスーパーにでも売っているのが嬉しいですね。
また魚介類と言っても、特に多く含まれるものは干しエビやするめといった加工品です。藻類ではあおさの含有量が高いことが有名。
これらの食材は一度にたくさん食べるものではないと思うので、料理に上手く混ぜるとよいでしょう。
【カリウム】
カリウムは野菜や果物、肉類にも幅広く含まれている栄養素で自然と体内に摂取できていますが、1日に必要な摂取量がなかなか多いため意識をしないと摂取量を満たすことができません。
豊富に含まれている食べ物はじゃがいも、ほうれん草、枝豆、アボカド、キウイ、バナナ、スイカなどです。
野菜は料理に取り入れやすく、果物はおやつとしても食べることができるので積極的に摂取していきましょう。
【ビタミンB1】
最後にビタミンB1を豊富に含む食べ物は豚肉が有名です。肉にはたんぱく質が豊富に含まれ身体のエネルギーとなってくれるので、夏バテ対策にも適していると言えます。
手作りレシピで夏を乗り切ろう!
上記で紹介した食材を使って夕食のレシピを考えてみましょう。
暑い時期なので、さっぱりと食べられるということも考慮すると『豚しゃぶサラダ』がオススメです。
実際に我が家でも夏のメニューとして食卓に並びますが、食欲がないときでも冷たいメニューはさっぱりとしていて食べやすく、ビタミンB1の豊富な豚肉をたくさん摂取することができます。
生野菜をたくさん使い、そこに豆腐を入れても美味しいですよね。
夏によくスーパーに並ぶスイカもカリウム摂取、水分補給に適していると言えます。果物であれば子供も食べやすいのが嬉しいですね。
また、食事だけではなく手軽に飲み物も手作りすることができます。
例えばレモンのしぼり汁とハチミツ、少々の塩を冷たい水で混ぜた飲み物は甘酸っぱさが子供に好かれる味で、ただ水を飲むだけより熱中症に効果を発揮します。
最近では、経口補水液が熱中症対策に良いとされドラックストアなどで販売されていますが、こちらも手作りすることができます。
水:1リットル
塩:3g
砂糖:20~40g
レモン:適宜
以上の材料を混ぜるだけで完成。
手作りした簡易の経口補水液では、脱水時に不足するカリウムをほとんど摂取できません。
ですから、症状がひどい場合には、成分が適正に調整された市販の経口補水液をとるのがよいでしょう。
熱中症のまとめ
夏が本格的に始まる前から対策をし、暑さに強い身体作りを進めていきましょう。
今回紹介した、マグネシウム・カリウム・ビタミンB1を多く含む食品くをしっかりと摂取して熱中症にならないよう心がけましょう。
大人も子供も、全力で楽しめる夏にしましょうね!
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