おはぎの作り方で簡単な方法。ぼた餅との違いとアレンジレシピ。
2016/08/20
お彼岸にはおはぎやぼたもちをお供えしますが、今年は手作りに挑戦してみませんか?
市販のものでは甘すぎたりすることもあるので、自分でつくり方を覚えて自分ごのみの物を作りましょう。一度覚えてしまえば、お彼岸の時だけではなく、子供のおやつや差し入れの品としても重宝しますので、ぜひトライしてみましょう!
今回は、炊飯器で作れる簡単な方法を紹介します。また、ぼたもちとの違いとお子様が喜ぶアレンジレシピもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
おはぎの作り方で簡単に出来る方法
それでは、おはぎの簡単な作り方を見て行きましょう。簡単な作り方の動画がありましたので一連の流れを確認してください。
動画いかがだったでしょうか?炊飯器で簡単に作れますね。それにしても、おはぎがとても美味しそうですね。忘れないうちに材料や作り方をおさらいしておきましょう。
【おはぎの材料】小さめ16個分
もち米 :280g
うるち米:120g
粒あん :700g
塩 :小さじ1/3
材料のポイントとしては食感をよくするため、もち米とうるち米の割合を7:3の割合で準備をすることです。うるち米ですが白米で代用してもかまいません。
粒あんに関しては、市販のものでもいいですが甘さを調整したいのであれば自分で作成するのがおすすめです。作り方は後で紹介しますね。
【おはぎの作り方】
①もち米とうるち米を合わせて洗う
②炊飯器に入れ、白米の2合線より2ミリ下まで水を入れる
③30分浸水させてから、スイッチを入れる
④あんを1個44gを目安に丸めておく
⑤炊飯器のスイッチが切れたら、すぐに内釜を取り出し塩をふる
⑥すりこ木を水で濡らし、ご飯粒が半分残るくらいにつぶす
⑦16等分にラインを入れる
⑧手を水で濡らして丸める
⑨水でぬらして固く絞ったさらし布かラップを手に広げ、あんこを置いて手で広げる
⑩その上に丸めた餅をのせ、布をあてがいながら、あんこを伸ばして包み込む
⑧の餅を丸めるときには、水をあまりつけすぎず湿らせる程度にすることが美味しく作るポイントです。
おはぎの作り方とぼたもちの作り方は違うの?
おはぎとぼたもちの違いについてですが、基本的には同じ食べ物です。季節によって呼び名が変わったり、大きさや材料または地域によって呼び名が違ったりもしており、全国共通の呼び方にはなっていません。
まず、おはぎは漢字で「御萩」と書きます。秋のお彼岸の時期に咲く「萩の花」に似ていることからこう呼ばれています。ぼたもちは漢字で「牡丹餅」と書き、春のお彼岸の時期に咲く「牡丹の花」に似ていることからこう呼ばれています。
ということで、秋に作るものを「おはぎ」と呼び、春に作るものを「ぼたもち」というように分けるようになりました。しかし、現在では、季節によって呼び分けることも少なくなってきています。
大きさや材料のあんこの違いも少しあるので、簡単にまとめておきますね。
【おはぎ】
漢字 :御萩
由来 :春に咲く萩の花に似ている
大きさ:小さめに作る
材料 :こしあんを使用する
【ぼたもち】
漢字 :牡丹餅
由来 :秋に咲く牡丹の花に似ている
大きさ:大きめに作る
材料 :粒あんを使用する
材料である小豆は秋に収穫できるので、秋に作るぼた餅は小豆の皮が柔らかいので、そのまま使用するため粒あんになります。一方、冬を越して春になると小豆の皮が固くなるので、おはぎを作るときにはこしあんを使用したために呼び分けをするようになりました。
おはぎの作り方とぼたもちのつくり方は、ほぼ一緒で材料に「こしあん」を使うか「つぶあん」使うかの違いのみです。粒あんのほうが簡単に手作りできますので、動画を紹介しておきますね。
【あんこの材料】
小豆 :250g
グラニュー糖:250g
塩 :小さじ1/4
【あんこのつくり方】
①小豆をきれいに水洗いし、厚手の鍋に入れる
②小豆の上2~3cm位まで水を加えて、強火にかける
③沸騰したら、豆が踊らない程度の火加減にする
④豆の5~6割にしわが寄り、煮汁の色が紅茶色になれば、コップ一杯の差し水をする
⑤再び沸騰し、もう数分煮立てて全体に8~9割膨らんだら、ザルにあけてゆで汁を捨てる
⑥小豆の表面を流水で洗い流す
⑦小豆を鍋に戻し、豆の高さの4倍の水を加えて火にかける
⑧強火で沸騰したら、弱火にしてアクをとりながらコトコトと豆の芯が柔らかくなるまで煮る(1時間前後)
⑨湯が減ったら、差し水をして豆が常に湯に浸かっているようにする
⑩親指と人差し指で豆を潰してみて、簡単に潰れるようになればゆで上がり
⑪ザルにあけて煮汁を捨て、小豆だけを鍋に戻す
⑫砂糖の半量を加えて木べらなどで混ぜながら水分を少し煮詰める(火加減は中火)
⑬残りの砂糖を加え、さらに練る。水気がなくなってきたら火を弱火にし、焦がさないように注意しながら練る。
⑭火を止めるタイミングは、木べらで鍋底をすくって少し戻る固さ
⑮仕上げに塩をひとつまみ加え、さっと混ぜて完成
⑯ヘラで少しずつバットに広げて、完全に冷めたら密閉容器にすき間なく詰めて冷蔵庫で保存
おはぎの作り方でおいしくアレンジ出来るレシピ
おはぎのつくり方をマスターしたところで、子供が喜びそうなアレンジレシピをご紹介しますね。餅とあんこが出来てしまえばアレンジするだけなのでとても簡単ですよ。
アレンジの仕方は、動画の2分ごろからになりますので確認してみてください。
簡単に可愛いくまもんを手作りすることができます。材料をまとめておきますね。
【アレンジの材料】
・おはぎ
・白あん
・食紅(赤色)
材料の白あんですが、手作りすると結構大変なので市販品を準備するのがよいかと思います。ただ、普通のスーパーなどには、置いてない可能性もありますので、ネット注文だと探し回る必要もないのでおすすめです。
白菓子餡 2Kg×1(真空包装)
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くまもんのほっぺたや唇は白あんに赤色の食紅を混ぜ込んでもいいですが、桜あんを用意すれば便利ですよ。
桜あん 1Kg×1
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テレビでも紹介された、究極の粒あんとこし餡を使用すればより一層美味しくなりますよ。
【究極のあんこ】究極の素材と匠の技で炊き上げた和作こだわりの特製餡!つぶあん/こしあん 2個セット【和菓子 高級和菓子 銘菓 / お菓子 スイーツ 和スイーツ / ギフト お取り寄せ 手土産 お土産 おもたせ】
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おはぎの作り方のまとめ
●おはぎは炊飯器で簡単に手作りできる
●おはぎとぼたもちは、基本的には一緒で呼び名が違うだけ
●おはぎ作りをマスターしたら、子供が喜ぶアレンジをしてみよう
時間に余裕のある方は、ぜひ手作りに挑戦してみてください。一度覚えてしまえば、子供のおやつやおすそ分けに使えますよ!
おはぎやぼたもちは春と秋のお彼岸にも活躍します。お彼岸については、こちらで紹介しています。
⇒ お彼岸にお墓参りをする意味とは?お供物のお菓子と花について