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柿の栄養が豊富って本当?皮の効果は?食べ過ぎても大丈夫?

      2017/09/04

柿1

「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉を聞いたことはありますか?

柿が赤くなる秋は、夏の暑さが和らぎ過ごしやすくなること、
柿には風邪を予防する栄養がたくさん詰まっていることから医者にかかる人の数が減ると言われています。

そんな秋の果物の1つである柿には、どれだけの栄養が含まれているのでしょうか?

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柿は栄養が豊富って本当?どんな効果があるの?

柿に含まれている代表的な栄養素は4つ、
ビタミンC・ビタミンA・タンニン・ペクチンです。

それぞれどんな働きがあるのかをご紹介しますね。

ビタミンCは美肌効果で知られる栄養素。

果物には比較的多く含まれていますが、
柿は1個で1日の必要量を補えるほどビタミンCが含まれているのです。

風邪の予防にも大切な栄養素なので、寒くなり始める季節に嬉しい栄養ですね。

ビタミンAはβカロテンとも呼ばれる栄養素で、
ビタミンC同様にお肌の調子を整えてくれます。

さらには目の疲れを軽減してくれたり、ドライアイにも効果があるとされていますので
パソコンやスマートフォンを多用する人にはもってこいですね。

ビタミンCとビタミンAは疲労回復、がん予防にも効果があるとされています。

ペクチンは食物繊維の1種で、便秘予防に効果があります。

柿に含まれる水溶性のペクチンはコレステロールの吸収も抑えてくれるとされていますので、
ダイエットにも効果も期待ができるともいわれています。

タンニンは血液の流れをよくし、新陳代謝を上げてくれる働きがあります。

さらには血中のアルコールを排出する働きもあるので、
血中アルコール濃度の上昇を防ぎ、二日酔いにも効果があるとされています。

柿は干し柿にすることで食物繊維やβカロテンの含有量がぐっと増します。

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ただし同時に糖分やカロリーも多くなってしまうので気をつけましょう。

ビタミンCは干し柿にすると大半が失われてしまうので、バランスよく食べるとよいでしょう。

柿の皮にも栄養があるって本当?

このようにたくさんの栄養が豊富な柿、
実は捨ててしまう皮にも栄養がたくさん詰まっているのです。

柿の実そのものよりも豊富なビタミンA、ビタミンCの宝庫だそう。
捨ててしまうなんてもったいないですよね。

かと言って、皮を食べるの?美味しくないんじゃ…と思う人もいるはず。

そうなんです。柿の皮は少々固く、苦みや渋みもあるので、
そのまま実と一緒にという食べ方には抵抗があると思います。

そんな時には皮を細く切り、オーブンやトースターで焼いた柿の皮チップスがおすすめです。

加熱することによって甘みが増すので、抵抗なく食べることができます。

そのほかにも、さらに細く切ってきんぴらにしたり、
てんぷらにする方法で食卓に並べるのもおすすめです。

市販の柿は農薬がついていることもありますので、
特にお子様が口にするときにはよく洗うか、無農薬の柿を選ぶようにしましょう。

ちなみに、皮以外にも柿の葉も栄養が詰まっています。
なんと、みかんの30倍ものビタミンCが含まれているそう。

柿の葉茶が有名ですよね。
柿の葉茶の抽出は熱湯ではなく70度ほどのお湯が適していると言われています。

こうすることでより豊かな風味を楽しむことができますよ。

また、奈良県では古くから柿の葉寿司と呼ばれる、
柿の葉に包まれた押し寿司が広く愛されています。

柿の葉には抗菌・抗酸化作用があり、お寿司を乾燥から守ってくれるだけでなく
保存性を高める働きがあります。

栄養豊富な柿、食べ過ぎるとどうなる?

栄養豊富な柿ですが、食べ過ぎには注意が必要です。

果物は水分を多く含んでいるので、食べ過ぎると身体を冷やしてしまいます。

また柿に含まれるタンニンは体内の鉄と結びつき、
鉄の吸収を妨げてしまうこともあるので、貧血の恐れもあります。

たくさん栄養を摂りたいからといって食べ過ぎると逆効果です。
1日1個~2個程度、柿の葉茶も飲み過ぎないように注意してくださいね。

まとめ 

いかがでしたか?

柿の葉や皮にまで豊富な栄養があるなんて驚きですよね。

旬の味覚を満喫して、心も身体も元気に過ごしましょう!

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