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冬至には南瓜を食べるけど夏至には食べるものって何かないの?

   

夏
あなたは「夏至・冬至」と言う言葉を聞いたことがありますか?

一年を通して、昼夜の長さは日々変わります。

日本では最も昼の長さが長く夜の長さが短くなる日を「夏至」、
反対に、昼の長さが一年で最も短い日をその年の「冬至」と呼んでいます。

夏至や冬至は年によって若干その日付が前後しますが、夏至であれば6月21日ごろ、冬至は12月21日ごろが一般的です。

夏至と聞くと7月や8月ごろをイメージしがちですが、6月にその日をむかえるなんて少し意外ですよね。

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冬至に南瓜を食べる理由、夏至には・・・?

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冬至の日は南瓜を食べるという風習を耳にしたことがあるかもしれません。

なぜ冬至には南瓜を食べるのでしょうか?

昔は「ん」の付く食べ物を運盛りといい、縁起が良いとされていました。
だいこん、にんじんなど「ん」の付く食べ物を冬至の日に食べて縁起をかついでいたと言われています。

この運盛りには「冬至の七種」と呼ばれる食材も存在するようで、南瓜、にんじん、れんこん、銀杏、金柑、寒天、うどん(うんどん)の「ん」が2つ付いている食材のことをまとめて「冬至の七種」と呼んでいます。

南瓜(なんきん)も「ん」が含まれる運盛りの一つにあたるわけですが、その中でもビタミンAやカロチンなどの栄養素が豊富に含まれています。

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栄養豊富な南瓜は風邪や脳卒中の予防にも効果があるとされているだけでなく、
日持ちがよく、夏に収穫したものを冬まで保存することもでき、

食料不足に陥りがちな冬の時期を乗り越えるためにも重宝されています。
このような理由で昔の人は冬至には南瓜が食べるようになったと言われています。

では、夏至の風習にはどのようなものがあるか聞いたことはありますか?

夏至にも冬至と同じように、よく食べられるものはあるのでしょうか?

地域によって夏至によく食べるものがある!?

夏至の食に関する風習は冬至ほど根付いてはいませんが、地域によっては今でもその時期によく食べられるものがあります。

昔は6月後半から7月前半にかけて田植えをおこなっており、ちょうど夏至の時期と重なっていました。

地域によっては田植えの終了に合わせてよく食べられるものがあり、それが夏至の時期の風習として根付いてきました。

関西地方ではタコを食べる風習があります。これはタコの足のように深くしっかりと稲が根付くようにと願いが込められています。

また、関東地方では小麦ともち米を混ぜてつくる半夏生餅が、福井の方では栄養満点の焼きサバが食べられるなど、その地域の特産物や特性にあったものが好まれています。

どれも田植えの成功や豊作を願ったという由来があります。

その地域の人にとっては当たり前の習慣かもしれませんが、
こうやって食べ始めるようになった理由がわかると、とても面白いものですね!

四季折々の日本ならではの食行事を!

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昔ながらの風習と聞くとどこか堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、身近な食に関する風習は普段の生活の中にも取り入れやすそうですよね。

ほかにも食行事は一年中を通してたくさん存在しますので、この機会に四季折々な日本ならではの食行事をぜひ実践してみてください。

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