タケノコを収穫できる時期と場所は?あく抜きは絶対必要?
2017/03/15
おいしいタケノコがスーパーに並ぶ時期になりました。
竹にはいくつかの種類がありますが、
たけのことはすべての竹の芽の総称として使われています。
種類としては70種類ほどありますが、
食用にされているのは、ほんの数種類です。
「筍」(タケノコ)という名前の由来は、時間の単位を表す
「旬」(10日間のこと)からきています。よく使う、4月中旬などの旬です。
一旬のうちに竹になってしまうという意味になります。
こんなに成長が早いのに、竹の寿命は100年以上もあるそうです。
こんな、不思議な食材「タケノコ」について
収穫できる時期と場所をお伝えするとともに、
収穫後の調理方法についても少し紹介していきます。
たけのこを収穫できる時期はいつ?
一般的なタケノコは3月~5月ですが、タケノコの種類によっても大分違います。
●孟宗竹(もうそうちく)3月中旬~5月中旬
出典 http://blog.livedoor.jp/shinshi8848/archives/4368335.html
一般的に私たちが食べているものです。タケノコと言えばこれをさします。
●淡竹(はちく):4月中旬~5月上旬
出典 http://satemesi.seesaa.net/article/388321883.html
タケノコは一般市場に出回っていません
●真竹(またけ):5月~6月上旬
出典 http://sitakisou.blog.fc2.com/blog-entry-911.html
味はしっかりしているが、あくや苦味も強い
●四方竹(しほうちく)10月
出典 http://blog.goo.ne.jp/gongonmasako/e/75a0a35533815b0eec24029cb0fb8d4e
小型で細い竹。東北北海道が主な産地
などなど、ありますが孟宗竹を覚えておけば良いと思います。
僕は毎年タケノコ掘りするのですが、土の中から
ポコッと取れるのが面白く、夢中になってしまいます。
興味があるのであれば一度挑戦してみてはどうでしょう。
朝一採れたてのものは、苦味もなく最高ですよ!
⇒ 旬で新鮮なタケノコを掘ってきたよ!選び方とオススメ料理。
たけのこを収穫できる場所はどこ?
やはり、暖かい地域がたくさん生産しています。
生産量の多いところは、福岡、鹿児島、熊本になります。
収穫時期が早いせいもありますね。
九州、四国の本格的な出荷は12月中旬から始まります。
タケノコの有名な京都は2月中旬頃から出荷が始まります。
たけのこを収穫した後あく抜きが絶対必要!?
本当に掘りたてのタケノコなら、あく抜きせずに食べることは可能です。
しかし、市販されているモノはそれなりに時間が経って
エグミが出て来て硬くなっていますのでアク抜きが必要になってきます。
【タケノコのあくを取る方法】
①洗って土を落とす
②先端を斜めに切り落とす
③皮に縦に切り目を入れる
④皮を付けたまま、糠または米のとぎ汁を入れる
⑤約1時間茹でる
⑥冷めるまで放置
皮を付けたままにするのは、タケノコを柔らかくする
成分が入っているからです。
タケノコの「アク」や「えぐみ」はシュウ酸によるもの。
茹でることによって、シュウ酸が抜けます。(ほうれん草も一緒)
普通の水で茹でるよりも、糠、とぎ汁を使うことによって
数十倍もこのシュウ酸が抜けやすくなるという理屈です。
原理がわかったと思いますのでしっかり「アク」「エグミ」を抜きましょう。
あく抜きの方法は、こちらで詳しく説明しています。
⇒ タケノコのアク抜きは必要?簡単に大量の筍を茹でる方法!
タケノコのまとめ
「タケノコ」のアクをしっかりと抜いて、旬を楽しみましょう。
煮付け、天ぷら、最高に美味しいです。
朝掘りする機会があればぜひ挑戦してみてください。
更に美味しい食材が手に入りますよ。
実際に掘ってきましたので、こちらも「旬で新鮮なタケノコを掘ってきたよ!」ご覧下さい。
タケノコの関連記事はこちら。
⇒ タケノコの保存方法。大量の水煮を簡単に長持ちさせる処理!
タケノコの栄養成分について
⇒ たけのこの栄養成分と美容効果。大量に食べ過ぎるのはNG?