知恵の架橋

毎日毎日、ちょっとした知恵をあなたにお届けします。お気軽に!

赤ちゃんのインフルエンザ予防は食事や家族の協力が大事!

      2016/11/12

インフルエンザ
毎年、冬になると猛威をふるうのがインフルエンザです。特に小さな赤ちゃんがいると気になるのがその予防方法です。予防接種が果たしていいのだろうか?他に予防する方法はないだろうかと色々迷うこともあるかと思います。

私自身も、3歳と10ヶ月の2人の子供がおり、上の子が保育園に通っているので、インフルエンザをもらってくる可能性がありますので、毎年とても心配しています。

今回は、赤ちゃんのインフルエンザを予防するにあたって有効的なものを紹介していきます。また、赤ちゃんに移さないためにも家族の協力が大事になってきますので、家族がするべきことについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

スポンサードリンク

赤ちゃんがインフルエンザにかからないための予防方法

赤ちゃんがインフルエンザにかからないよう予防する上で、インフルエンザウィルスについて知っておくことはとても重要なので、まずは種類や特徴について理解しておきましょう。

インフルエンザは毎年12月から3月頃にかけて流行が見られます。このインフルエンザには、A型、B型、C型の3種類のウィルスがありそのうち、A型、B型が毎年少しずつ変化し流行を引き起こしています。それぞれの特徴としては、以下のようになります。

【A型インフルエンザ】
3種類のインフルエンザの内、症状が一番重くなります。普通、一度インフルエンザにかかると、ウィルスに対する免疫が体内に作られますが、A型インフルエンザは毎年形を変えて進化します。

・38℃以上の高熱
・関節痛、筋肉痛、頭痛
・全身の倦怠感、食欲不振
・咳や喉の痛み、鼻水
・吐き気

【B型インフルエンザ】
B型インフルエンザはA型インフルエンザよりも症状が比較的軽く、大流行を起こさないと考えられていますが、A型よりも長期間微熱が続いたり、風邪のような症状が長く続く傾向にあります。お腹の風邪の症状に似ており、下痢や痛みを伴うことが多いです。B型はA型と違って、人間にしか感染しないのも特徴になります。

【C型インフルエンザ】
症状としては、A型・B型と比べて比較的軽く鼻水が出るくらいです。一旦免疫がつくと一生免疫が持続すると考えられています。ほとんどの大人が免疫をもっており、C型にかかるのは5歳以下の子供が多いです。

A型、B型のインフルエンザを予防するために「予防接種」を受けるわけですが、1歳以下の幼児に対しては「打ったほうがいい」とか「打っても効果がない」など賛否両論あります。しかし、最終的には親が受けるかどうかの判断をしなければならないので、しっかりと予防接種について理解しておきましょうね。

【インフルエンザ予防接種について】
●予防接種期間
接種期間としては、12月には終えていることが望ましいとされています。特に13歳未満の子供に関しては2回接種することが望ましいとされていますので、1回目が10月から11月上旬で2回目が11月中に受けるのが理想です。1回目の接種から4週間の間隔をあけて、2回目を接種するのが理想です。

●年齢
インフルエンザワクチンは生後6ヶ月から摂取することができます。生後6ヶ月以上で12歳までは2回ずつワクチンを摂取します。

●ワクチンの持続期間
インフルエンザワクチンの効果は約5ヶ月間持続するといわれています。12月に接種が完了すると、4月まで効果が持続する計算になりますから、インフルエンザのピークの期間をカバーすることができます。

●ワクチンの有効性
ワクチンの有効性は約60%程度といわれています。型別で言うとA型が約80%でB型が約50%とされています。子供の場合では、A型では30〜50%、B型では効果が更に低くなるとされています。有効性でいうと低めに感じますが、発病を予防するだけでなく、感染した場合の症状の重症化を防ぐ目的もあります。

●副作用
接種した部分が赤くなり腫れることがあります。また、発熱や頭痛、だるさを感じることがありますが数日で症状は改善されます。ごくまれに、重い副作用を発症するおそれがあります。

予防接種を受ける受けないにしろ、日頃から赤ちゃんの免疫力を高めておくとインフルエンザにかかりにくくなるので、しっかりと身体作りもしていきましょう。

スポンサードリンク

赤ちゃんがインフルエンザにかからないよう食事で免疫力を高めよう

赤ちゃんの免疫を高めて身体を作っていくことはインフルエンザ予防だけでなく、他の病気に対しても強い身体を作ることになりますから、日々の食事をしっかりと考えていきましょう。免疫力アップに効果的な栄養素としたら以下のものがあります。

●タンパク質
肉や魚、豆腐や大豆製品に含まれるタンパク質は免疫力をアップするのに必要な栄養素です。タンパク質が不足すると免疫細胞が減少するので、バランスよく食事に取り入れていきましょう。

●ビタミンC
野菜や果物に多く含まれているビタミンCを摂取することで、体内に侵入したウィルスとたたかう白血球を活性化する働きがあります。

●ビタミンA
カボチャやニンジンなどの緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAは、鼻や喉の粘膜を潤してくれる働きがあり、インフルエンザウィルスの侵入を防ぐ効果があります。

●ムチン
山芋やオクラなどに含まれるネバネバの成分であるムチンは、呼吸器系や消化器系の粘膜を保護してくれる働きがあります。ムチンを含まれた食品を取ることで、インフルエンザなどにかかりにくくしてくれる効果があります。

上記の栄養素は赤ちゃんの免疫力を高め、インフルエンザウィルスから身体を守ってくれるわけですが、離乳食が始まったばかりの幼児だとバランスよく与えるのも大変です。そこで、効果的な食材として注目して欲しいのがヨーグルトです。

免疫細胞の7割は腸で作られているとも言われており、その腸の機能を整えてくれるのがヨーグルトになりますので積極的に取り入れるようにしていきましょう。甘味のあるヨーグルトを与えてしまうと離乳食をたべなくなってしまう可能性もあるので、低糖・低カロリーのものを与えるようにしましょう。ただし、乳製品などのアレルギーがないか十分注意してくださいね。

赤ちゃんのインフルエンザ予防で家族がするべきこと

予防接種、免疫力アップと赤ちゃんに対するインフルエンザの予防方法を見てきましたが、家族がするべきこともたくさんありますので、しっかりと確認して実行してくださいね。

●予防接種を受ける
1歳未満の赤ちゃんだと予防接種を受けても効果をそれほど期待できないので、まわりの家族はインフルエンザを発症しないように予防接種を受けましょう。ママが母乳で育てている場合でも、インフルエンザワクチンは不活性ワクチンなので安心して受けることができます。

●うがい・手洗い
一般的な感染症を防ぐために必要なことになります。ウィルスが付いた手で赤ちゃんに触らないように外から帰ってきたら必ずうがいと手洗いをするようにしましょう。特に集団生活している保育園にかよっている兄弟がいる場合は徹底してうがい・手洗いをさせましょう

手洗いに関しては、こちらの記事で詳しく説明しています。
⇒ インフルエンザ予防に手洗いは効果的?水だけの方法でもいいの?

うがいに関しては、こちらを参考にしてください。
⇒ インフルエンザはうがいで予防できる?水を飲むと効果あり?

●外出を避ける
インフルエンザが流行しているときは、なるべく外出を避けて人と接触する機会を減らしましょう。保育園にかよっている兄弟の送り迎え時に連れて行くこともあると思いますが、なるべく園児たちと接触しないように注意しましょう。

●室内環境を整える
ウィルスができるだけ広がらないような環境を作りましょう。室内の温度は20度前後で湿度は50%前後になるように調整してウィルスの繁殖を最小限に抑えましょう。我が家ではダイキンの加湿空気清浄機を使用して室内環境を整えています。

赤ちゃんのインフルエンザ予防のまとめ

予防接種にはじまり、赤ちゃんの身体作りから家族がするべきことについて紹介してきました。家族一人がインフルエンザにかかると、赤ちゃんへの感染の可能性が出てきますので、家族全員がしっかりと予防と対策を行い被害を最小限に抑えることが必要です。

今回紹介した内容をぜひ実践していただいて、赤ちゃんをインフルエンザから守ってくださいね!

インフルエンザを予防するためのマスクについて説明しています。
⇒ インフルエンザ予防にマスクの効果は?種類と子供への対処

スポンサードリンク

  オススメ記事

 - 病気 ,