夏野菜の栄養にはどんな効能があるの?その種類と効果的な取り方
気温が高くなってくると、人間の体は体温を一定に保とうとして
必要以上のエネルギーを消費し、かなりの負担を強いられます。
この負担が続くと、体に限界がきて夏バテになってしまいます。
夏バテにはいくつかの要因がありますが、大きなものは以下の3つになります。
①自律神経の不調(体温調節の繰り返しで自律神経に負担をかける)
②水分不足(夏場は1日2~3リットルの汗をかく)
③胃腸の働きが悪化(体内の温度が高くなると胃腸への血流が少なくなる)
この要因を少しでもなくしていけるように、毎日とる食事の中に夏野菜を
うまく取り入て夏を乗り切りましょう。
夏野菜の栄養にはどんな効能があるの?
夏になると暑さで体が火照る・熱がこもる・疲れがとれず食欲が落ちる。
こんな時は夏野菜をしっかり食べることで私達の体を快適に保ってくれます。
そんな効能を夏野菜は持っているのです。
例えば、トマトは体の塩分を取り除き、疲労を回復してくれる。
血圧を下げて夏のイライラを緩和して食欲増進を促してくれます。
夏野菜の栄養は種類によって違うの?
夏野菜の代表とされているのもについて栄養、効能を順番に見ていきましょう。
・キュウリ
カリウムが多く利尿作用があるので尿とともに、体にこもった熱を排出してくれる
・ナス
血液をサラサラにする抗酸化ポリフェノールを含む
・トマト
ビタミンCが豊富。リコピンという成分はガンや動脈効果の抑制に役立つ
・ピーマン
カロテン、ビタミンCが豊富
・カボチャ
糖質、食物繊維、カロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富。
・ゴーヤ
ビタミンC、ビタミンB1、カロテン、ミネラルが豊富で、夏バテ予防、食欲増進に効果的。
・オクラ
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、鉄分などを含み、栄養価の高い野菜。
夏のスタミナアップに効果的
・ミョウガ
発汗、血液の循環をよくする。熱冷まし作用もあり夏バテに効果あり。
代表的なものを上げましたが、特にネバネバ苦味のある野菜は夏バテに効果大です。
例えば、ゴーヤ・オクラ・モロヘイヤなど。
苦味が食欲を刺激してくれます。ネバネバの食感は暑くて食欲がない時でも喉を通ってくれます。
しかも、このネバネバは腸を整え、疲労回復に効果ありです。さらにお肌にも効能を発揮します。
夏野菜の栄養の効果的な取り方
栄養のある夏野菜ですが、料理によって更に効果的な取り方をすることができます。
お酢を使って夏野菜をピクルスにします。
お酢の疲労回復効果との相乗効果もあり乳酸のたまりにくい体を作ってくれます。
どうしても食欲がない!という場合は香辛料や香味料で工夫しましょう。
ショウガ、ワサビ、シソ、ミョウガ、ネギなど料理に少し加えてみてください。
野菜嫌いのお子さんにはジュースして摂取するのもいいですね。
トマトを生で一個摂ろうとすると大変だと思います。
そんな時はミキサーで他の野菜や果物と一緒にジュースにしましょう。
最近では、スムージー(野菜、果物を凍らせたものをシャーベット状にする)という
ものが流行っており、非常に美味しく栄養分を摂取できます。
まとめ
旬の野菜には、栄養があることがわかっていただけたかと思います。
野菜が苦手という人には、やっぱりスムージーがオススメですね。僕も毎年お世話になっています。
毎日の食事に気をつけて、夏バテにならない体を作っておきましょう。