沖縄で台風発生時はどうする?我が家の対策情報と備えている物!
夏本番を迎えている沖縄ですが、この時期になると心配なのが台風の発生とその進路です。
台風は発生時期が早くて5月、遅くは11月まで発生する事が有りますが、沖縄では統計的に7月から9月にかけてもっとも台風が到来する時期になっています。
沖縄に台風が来ると、バス、タクシー、モノレール等の全ての交通機関がストップします。その為、学校や会社もよほどの事が無いかぎりはお休みになります。
最大風速70m以上を観測する沖縄ですが、70m以上の風が吹くと車や木が倒れたりトタンの屋根が吹っ飛んだりと、人が立っていられないほどの強い風によって大きい被害がでるわけです。
そんな強い風が吹くので、海の近くにある私の実家の母は台風が来るとなると殺気だって台風対策を始めます。
入念な対策をしないと屋外だけでなく室内にも被害が出る可能性があるんです!
では、どのような対策をするのかご紹介したいと思います。
沖縄で台風が発生したときは何も置かない!
見にくい画像ですが、ある台風が過ぎた後、姉のアパートベランダのしきりが台風の強い風で全て吹き飛ばされてしまった為、401号室から403号室までを行き来出来るようになってしまった写真です…。
とにかく風が強い沖縄の台風。けっこうな重い物をも吹きあげるので、台風発生時期になると電力会社からは定期的にラジオやテレビで「屋外に置いているものや農家で使用している作物用のネットやビニール等を放置しないように」と注意喚起があります。
吹き上げられて電線に絡み付くと断線による停電の危険性があるからです。
家庭では屋外に置いてあるガーデンテーブルや椅子、プランター等も屋内にしまいます。
片付けを怠ると外に置いてあったものが風に吹き上げられてガラスを割ったり、隣家まで飛んでいってしまう事もあるので、とにかく飛びそうな物は何でも室内へ入れちゃいます。
一度、地元の公民館のガラスが5件先のお家の犬小屋が飛んで来たせいで割れた、なんて事があったくらいなので、自分の為にも人様の為にも台風時期は屋外に置いてある物は入念にチェックして片付ける必要があります。
沖縄の台風時期には非常食や明かりの対策をしておこう!
先程も書きましたが、台風の風によって吹き上げられた物が電線に絡み付くと停電や断線の原因になってしまいます。
しかし、風の強さは半端ではないので時には何もなくても断線したり停電したりするわけです。
特に海に近い地域では台風=停電と考えるのは常識です。私は過去の台風で丸2日停電を経験しています。
停電になるととにかく夜が不便です。なので、台風時期には必ず廊下と各部屋に懐中電灯を1本。台所、トイレ、お風呂場には母がロウソクとライターを準備していました。
また、停電になるといつ復旧するか分からないから冷蔵庫がむやみに開けられないので、台風発生時期にはラーメンやレトルト食品といった非常食がフードストックとして食品棚に最低3日分は確保されていました。
最近ではオール電化の家庭も増えているので、台風になると商店やコンビニの棚からはパンがごっそり無くなる、なんて言うのも沖縄の台風で良く見る風景の1つです。
備えあれば憂いなし、、、台風時の母の口癖です(笑)。
台風時期には新聞紙とガムテープは必ず備えておこう!
台風が来ると強い風にのって叩きつけるように雨が建物に降ってきます。最近の住宅は昔に比べて気密性が増していますが、それでも台風になると各窓の戸道(窓のレール)から吹き上げられた雨水が風と共に吹き込んできます。
海が近い地域になると特に風の影響を受けやすく、突風で窓ガラスが割れる事があります。私も強い台風の時に、風で吹かれた窓ガラスが室内側にかなり、しなっているのを体験したことがあります。
いつ窓ガラスが割れるか、ヒヤヒヤもんでした。
その為、台風時期になると窓のレールに敷き詰める新聞紙とガラス割れ対策の為のセロハンテープやガムテープは必需品。
古い作りの実家では母の指示の元、家族総出で窓の隙間や戸道に新聞紙を敷き詰めてセロファンテープで覆い、通気孔周囲や窓ガラスにはガムテープを張り付け、万が一ガラスが割れても中に飛び散らないようにしています。
以前は新聞紙の代わりにタオルを敷いていましたが、雨の勢いが強いとその数が足りず、しかも停電で洗濯できずで大変な思いをした為、新聞紙がベストなのです!
沖縄の台風のまとめ
最近は沖縄本島よりも離島の石垣や本土へ台風の進路が向くことが多くなっていますが、熱帯低気圧が発生後に台風になって沖縄本島に近づいただけでも強い雨と風によってかなりの影響が出てきます。
海に囲まれた沖縄に住んでいますので、自分にも周囲の住民の為にも安全に台風を乗り切れるように対策しておくのは必須です!
そういえば既に去年で使いきってしまったガムテープも品薄になる前に購入しておかなければ。新聞紙のストックも少ないから心配だわ、とこの記事を書きながら少し焦っています…。
今年も早速、台風が発生していますが、怪我もなく無事に台風の時期を乗り切れるようにしておきたいですね。