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食中毒の原因菌を知っておこう!ランキングと食べ物はなに?

   

梅雨時期や夏場に多く発生する食中毒。
食事は毎日のことですからしっかりと理解しておかないと大変なことになってしまいます。

毎年、何人かが食中毒で亡くなっています。焼肉店での食中毒による死亡ニュースはよく聞きますよね!
自分自身のためにも、家族のためにもしっかりと理解しておくことが大切です。

特に子供の場合は重症になるケースが多いので注意が必要です。
まずは、予防対策していくうえで食中毒の原因になる菌について理解しておきましょう。

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食中毒の原因菌を知っておこう!

食中毒にかかる原因としては、5つに分類されています。

①細菌性:病原性大腸菌、ブドウ球菌など
②ウィルス性:ノロウィルスなど
③自然毒:フグや毒キノコなど
④化学性:農薬、メタロールなど
⑤寄生虫

この中でも、食と関係が深い細菌性の食中毒について知っておきましょう。
細菌性食中毒は、2種類のタイプに分かれます。感染型と毒素型です。

●感染型
 食中毒菌が増殖した食品を摂取すると発症します。
 体内に取り込まれた菌が腸内の粘膜をおかすことで起こります。

 代表菌
 ・サルモネラ菌
 ・病原性大腸菌
 ・腸炎ビブリオ
 ・カンピロバクター

●毒素型
 食品内で菌が増えて毒素を出し、それを摂取することで発症します。
 加熱で菌が死滅していても毒素が残っていると食中毒を起こす可能性はあります。

 代表菌
 ・黄色ブドウ球菌
 ・ボツリヌス菌
 ・セレウス菌

食中毒の原因別ランキング

ランキングと特徴を見ていきましょう。横の数字は細菌による食中毒別の割合です。

第1位:カンピロバクター(感染型)34.6%
第2位:サルモネラ菌(感染型)31.8%
第3位:ブドウ球菌(毒素型)10・3%
第4位:ウェルシュ菌(感染型)9.1%
第5位:腸炎ビブリオ(感染型)3・7%
第6位:腸管出血性大腸菌(感染型)2.6%
第7位:セレウス菌(毒素型)1.6%

感染型が約80%を占めています。
次はどのような食べ物が原因で起こるのか見ていきましょう。

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食中毒の原因となる食べ物

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原因別ランキング順にどんな食材で起こるのか見ていきます。

●カンピロバクター(感染型)
 低温でも生存することが可能。肉類、生乳、飲料水などに注意です。
 犬や猫の腸にも存在するのでペット感染にも注意が必要です。

●サルモネラ菌(感染型)
 加熱をあまりしていない食品に多く含まれます。
 鶏肉や牛肉のたたき、レバー刺し、卵などに注意です。

●ブドウ球菌(毒素型)
 人の手や指などに付着しています。熱に強い菌になります。
 おにぎり、すし、サンドイッチなどに注意です。

●ウェルシュ菌(感染型)
 調理したものからの感染多いです。
 大量に作った、カレー、シチュー、スープなどに注意です。

●腸炎ビブリオ(感染型)
 菌の増殖がかなり早く夏場に起こりやすいです。
 すしや刺身などに注意です。

●腸管出血性大腸菌(感染型)
 牛の大腸に生息して毒素を生成します。
 加熱不十分の生肉牛レバー、生乳、サラダ、飲料水などに注意です。

●セレウス菌(毒素型)
 土や川などの自然界に生息して農作物を汚染します。
 おにぎり、スパゲティ、チャーハンなどに注意です。

 まとめ

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毎日の生活に戻るとなかなか意識できないかもしれませんが
食中毒の原因について食材を紹介しましたので日頃から少し注意してみてください。

特に生類のものは注意が必要です。
生レバーは厚生労働省で禁止されていますので絶対に食べてはダメですよ!!

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