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食中毒の潜伏期間と発症時間を知ろう!予防3原則と対処方法

      2016/04/15

食中毒にかかる原因としては、5つに分類されています。

①細菌性:病原性大腸菌、ブドウ球菌など
②ウィルス性:ノロウィルスなど
③自然毒:フグや毒キノコなど
④化学性:農薬、メタロールなど
⑤寄生虫

今回は、①細菌性食中毒についてお伝えしていきます。潜伏期間や発症時間は菌によって違います。
それを知っておけば予防や対処がスムーズに行えますので、この機会に理解しておきましょう。

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食中毒の潜伏期間と発症時間を知ろう!

細菌別に潜伏期間と食品、症状についてまとめました。

感染期間

細菌によって潜伏期間が違うので食中毒が発症した際に、
ある程度自分で原因菌を特定できるかもしれませんね。
腸炎ビブリオは約90日間も潜伏期間がありますから注意が必要です。

食中毒が潜伏しないための予防3原則

予防の3原則を知っておきましょう。

①菌を「つけない」
 基本的なことですが食材を扱う場合は必ず手洗いをしましょう。

 ・調理を始める前
 ・生の肉や魚、卵などを取り扱う前後
 ・調理中にトイレにいった場合

 食器、まな板、包丁、ふきんなども殺菌消毒が必要です。
 特にまな板は細菌の倉庫ですから十分注意しましょう。

②菌を「増やさない」
 買ってきた食材や調理の終わった食材は放置しないのがポイントです。
 また、温度による管理も重要です。

 ・温度管理
 人や動物の体温に近い温度がもっと繁殖しやすくなります。
 5~45℃の範囲で増殖しますが、10℃以下で増殖が遅くなり、-15℃以下で増殖が停止します。

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③菌を「やっつける」
 菌を殺菌する方法には、加熱、エタノール・塩素などの殺菌剤を使用します。
 食品の中心温度を75℃以上で1分以上加熱すると死滅させることができます。

ただし、「毒素型」の細菌には注意が必要です。
菌が作り出す毒素の中で特にエントロトキシンは加熱しても分解しません。

食中毒が潜伏発症したときの対処方法は?

食中毒を発症した時、対処方法を間違うと余計に悪化してしまうので注意が必要です。
正しい対処方法を学んで早く回復するように心がけましょう。

①自分自身での対処
 下痢、嘔吐をしているが暴飲暴食、大量飲酒などの不摂生を行ったと自覚している場合は
 自分自身で対処して1、2日安静にして様子をみましょう。
 それでも治らない場合は、医療機関を受診してください。

②医療機関の受診
 原因が特定出来ず、次の様な症状が見られたときは医療機関を受診しましょう。
 ・下痢が1日10回以上
 ・意識がもうろうとする
 ・下痢便に血が混じる
 ・体がふらふらする

③家庭での処置
 応急処置としてできることは、下痢・嘔吐で起こる脱水症状を防ぐために
 水分補給をすることです。常温の水、スポーツドリンクなどでこまめに水分補給を行う。

④食事について
 おかゆ、バナナなどを基本に柔らかく味の薄いものを摂取する。

⑤薬について
 下痢の症状があるからといって、下痢止め薬を摂取するのは症状の悪化をまねく可能性があります。
 体内の細菌や毒を外に出すのを遅くしてしまうためです。

 まとめ

食中毒はかかると体力的にも精神的にも大変辛い思いをします。
そうならないためにも予防3原則はしかっり守ってくださいね。

もし、発症して少しでも症状が重いと感じたら、すぐに医療機関で受診してください!

菌の種類などは、こちらの「食中毒の原因菌を知っておこう!」を参考にしてください。

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