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産後うつの原因とは?産前の対策でストレスを溜めない方法!

   

産後うつは10人に1人
産後はホルモンバランスが安定せずイライラしやすい、ということは子供を生んだことのある女性ならば
経験があったり、経験がなくてもそういうことがあるということは知っていたりします。

ところが一番近くにいる家族はこういったことを意外と知りません。

予兆なく沈みこむ、もしくはイライラする母親に、家族、とりわけ子供は不安になってしまいます。

今回は産後うつのこと、と産後のケアについて改めて一緒に確認しましょう。

そして、ぜひ旦那さんや家族と共有してみてください。

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産後うつの原因とは?

複数の調査によると産婦の1割以上が産後うつになるといわれています。
それは正常な反応とのことですが一方で産後うつが原因で自殺にいたることもあるそうです。

日本産科婦人科学会によると東京23区における“自殺により亡くなった妊産婦”の数が、
2005~2014年の10年間で63人にのぼる、とのこと。

楽しい話題ではないですが出産の前に家族で共有すべき情報のうちの一つと言えますね。

心療内科医によると産後うつの原因は

・育児に対する過度の不安
・母親としての無力感
・孤独感
・家族との人間関係の葛藤
・育児による疲労
・出産に伴う母体内での急激なホルモン環境の変化

などがあげられ、産後に気分が落ち込むという症状が出るようなのです。

私自身も3人目の出産のあと自分など必要ないのではないか、
という変な思考に取りつかれた晩がありました。

家族が増えたのに孤独な気持ちでいっぱいだったことをよく覚えています。
その時に子供の前で泣いたのですが子供達は何が起きたか分からず、戸惑った顔をしていました。

今、思いだせば申し訳ないやら、恥ずかしいやら、です。

「急激なホルモン環境の変化」のせいであってお母さんのせいじゃないもん。と開き直っています。

反省したのは妊娠中に産後うつのことを家族に話しておけば戸惑わせずに済んだな、ということです。

私の場合、落ち込んでいたのは1週間弱で病院などにお世話になる前になんとか回復しました。

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産前の準備の一環として産後うつの知識を家族と共有し、
かかる病院のめぼしまでつけておいていいと思いました。

「私は産後うつになりうるの。その場合はこの病院にかかろうと思う。様子がおかしかったら引きずってでも病院に連れていって。」

とく初産の時は産後うつになりやすいので、家族でそんな会話をしてみるのが良いでしょう。

産後うつにならないためには、産前ケアを早めにするのが良い

うつにならないためにも自治体の制度を上手く利用するのも一つの手です。
私が住む、横浜市では「妊娠から産後まで切れ目のない支援」を目指し産後のケアにも力を入れています。

●横浜市産前産後ヘルパー派遣事業
http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/katei/sanzensango/

産後、誰か頼れる人がいる、ということは精神的にとてもプラスだと思います。
私の場合、3人目の産後、出生届とともにヘルパー派遣事業の利用申請書を提出しました。

この時は利用するかしないか、わからない状況で申請書を提出しています。
本人による面談などは必要なく、主人が出生届を提出するついでに申請書を提出しました。

家族の助けがなくなるのが3週間後、ということだけわかっていたので自分の回復状況に
応じてお食事を作って下さるヘルパーさんをお願いできるようにしていました。

ヘルパーさんの派遣元は3人目を出産した助産院でしたので普段の健診の際に力を
借りたい部分はどういう面か、という話をすることができました。

もちろん、助産院で出産していなくても勿論派遣してくださいます。

利用する際はチケットを助産院にて購入、訪問日時は直接ヘルパーさんとやりとりします。

今回は家族のお蔭で産後の回復を上手に促せたのでヘルパー利用には至りませんでしたが、
事前に対策を練っておけたことは安心につながったと思っています。

とても心強いサービスですので、以前の出産でつわりがとてもひどかったり、
切迫早産などがあった場合は妊娠がわかった時点で利用申請をしても良いと思います。

家庭内で自分以外の大人がとても忙しい場合、なおの事、
状況に応じた他者の助けについて事前に話し合っておきたいものです。

まとめ

妊娠や出産を家族一緒に楽しんだり心配したりできればトラブルが
訪れた時に最小限のエネルギーで乗り越えられると思います。

産後はママ友、ご近所、有償サービス、全て有りがたく使って心身を休ませてください。
産前産後は力を借りていい時ですし、お金も使っていい時だと私は考えています。

いつか余裕ができたら人を助けたり、働いたりすればいいのです。
長い目で見て産後を賢くゆったりと過ごしてくださいね。

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