子供の日に食べる物の定番と由来。それ以外で人気の物は?
5月5日はこどもの日。毎年、男の子の成長を祝う大切な日であります。
家でお祝いのパーティーを考えている場合、準備しなければならないのは料理です。初節句を迎える、ご家庭では何を準備して良いかわかりせんよね。
子供の日ならではの定番の食べ物があります。そして、その食べ物にはしっかりとした意味と由来がありますので、お祝いをするのであれば、しっかりと覚えておきましょう。
定番の物はしっかりと準備するとして、最近では定番以外のものも人気がありますので合わせてご紹介しますね。
こどもの日に食べる物の定番といえば!
こどもの日に食べる定番のものというのは『柏餅』と『ちまき』になります。
●柏餅
つぶ餡やこし餡がが入った、上新粉の餅をカシワの葉で包んだ和菓子。5月5日の端午の節句が近くなるとスーパーなどでバンバン売られていますので目にする機会は多いでしょう。
包んでいるのがカシワの葉ですから、いただく事ができますが人によって食べたり、食べなかったりします。また、スーパーで売られているもの中には、カシワの葉ではなく、それに似せたビニールで包んでいることも、ありますので注意。
●ちまき
出典 http://fukushimatsuu.blog68.fc2.com/blog-entry-199.html
もち米やうるち米で作った餅になります。よく見かけるのは、三角形に作った餅をササなどの葉っぱで包んで、イグサで縛ったものです。
もともとは、中国で作られていた料理で日本に伝わったのは平安時代とも言われています。とても歴史のある食べ物ですね。
歴史のある食べ物ですが、今ではネットを使ってなんでも準備することができます。かしわ餅とちまきがセットされた、こどもの日のお祝いセットがありますので、とても便利。
初節句のお祝い返しとしても大変喜ばれますよ。
柏餅とちまきを端午の節句に食べるは分かりましたが、由来と意味が気になるで見ておきましょう。
こどもの日に食べる物の由来や意味って何?
それでは、まず『柏餅』から見ていきましょう。
【柏餅の由来と意味】
カシワ餅に使われている、柏の葉は新しい芽が出てきて育つまで、古い葉が落ちることがありません。
こういった成長の過程を親と子に当てはめて、「子供が成長するまで親は死なない」という意味づけがあります。簡単に言うと、
●後継が絶えませんように
●子孫が繁栄しますように
といった思いが込められていますので子供の成長を願いつつ、美味しく頂いてくださいね。
とまあ、いい意味が柏餅には込められているのですが風習自体は、とても浅くて、発祥は江戸時代と言われています。
江戸時代の武士たちが、自分の家が代々続きますように!との願いを込めたの始まりとされています。それが、時代をへて庶民に広がっていったワケです。
時代が変わって、すごく便利になっても、親が子を想う気持ちはいつの時代も変わらないですね。
【ちまきの由来と意味】
こどもの日にちまきを食べる由来としては、中国の古事にまつわります。
紀元前300年ごろ、楚の国で国民から人望があった人が、陰謀により失脚させられます。そして、川へ身投げして亡くなりました。
その身体を川の魚から守るために「もち米」を、竜から守るために、竜が苦手としている「笹の葉」を投げ入れました。それが、もち米を笹の葉で包んだ「粽(ちまき)」というわけです。
そして、その日が5月5日であったことから、厄払いや邪気を払うために粽(ちまき)を食べるという風習になったといされています。
日本に伝わったのは、平安時代ごろとされています。平安時代の日本の中心地は京でしたので、関西の祭りなどでも粽(ちまき)を使用されてるのを見かけることもあり、根付いているのがわかりますね。
こどもの日に食べる物で定番以外でオススメの品!
定番の柏餅や粽(ちまき)以外ではこんなものも食べられています。
●ちらし寿司
●ケーキ
●赤飯
ひな祭りでも食べられる、ちらし寿司は「寿」の字が入っているので、めでたい日にはよく食べられます。赤飯もめでたい時に食べるというイメージ。
ケーキもお祝いごとではよく利用されますよね。最近では、洋菓子屋さんなどで、こどもの日限定のケーなども販売されていますので、柏餅、粽と一緒に準備して、お祝いするのもいいですね。
こいのぼりをモチーフにした、ロールケーキ。味はもちろん美味しいとのクチコミですが、こいのぼりの形をしているだけで子供は大喜び、だそうです。
●兜アイスケーキ
兜と土台、全部で10種類のアイスクリームの中から、好きな組み合わせを選ぶことができるので、お子様の好きな味を選んであげれば、とても喜びます。我が家は抹茶かな。
こどもの日の食べ物まとめ
こどもの日の定番の食べ物。柏餅と粽(ちまき)はどちらも、こどもの健やかな成長と子孫繁栄を願ったものということがわかりました。
ぜひ、柏餅と粽をセットで準備してお祝いをしてくださいね。あと、お子様が喜ぶのでケーキも忘れずに!
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