月見のお供え物の本当の意味は？十五夜と十三夜の団子の並べ方の違い！

写真や絵でよく見ると思いますがお月見団子と一緒にすすきや野菜が飾られているのを見ませんか？

お月見のお供え物は､お団子にすすき、季節の野菜や果物などをお供えしますが、その意味知っていますか？

知っているようで知らない、お月見のお供え物の意味や団子の飾り方について、今回ご紹介していきますね。

月見のお供え物の本当の意味は？

●月見団子
丸い月見団子は、満月を模したもの。家族の幸せと円満を願うお供えです。そして、そのお団子を食べることで健康と幸せを得ることができると考えられています。

●すすき
本来、月の神様にお供えする稲穂の代わりに形が似ていたことから、すすきが使われました。すすきには、魔よけの力があると信じられていました。

お月見に供えたススキを軒先に吊すことで１年間病気をしないという言い伝えも残っています。

●季節の野菜と果物
秋の実りと収穫に感謝して、時期の野菜や果物をお供えします。
十五夜は芋名月、十三夜は栗名月と言われています。

十五夜は芋類の収穫時期であることから、里芋やさつま芋をお供えします。
十三夜は栗や柿などをお供えします。

また、ぶどうなどのツルものをお供えすると月との繋がりが強くなると言われています。
他には秋の七草を一緒に飾ると風情がでて良いと思いますよ。

参考：季節の花３００
http://www.hana300.com/aki777.html

春の七草と違い秋の七草は、おかゆにしても食べられませんのでご注意を！お腹壊しますよ！

月見の十五夜と十三夜の違いとは？

お月見といえば、「十五夜」ですが、「十三夜」や「十六夜」や「十日夜」のお月見はご存知ですか？
十三夜は聞いたことがあっても、十六夜や十日夜は知らないという方が多いと思います。

十五夜は、旧暦8月15日のお月様を指しています。
十三夜は、旧暦9月13日のお月様のことで、十五夜の次に美しい月と言われています。

十六夜は、十六夜は、「いざよい」と読みます。「いざよい」は、「ためらう」という意味と、十六夜の月と言う意味があります。

新月の月の出は朝になり、月が沈むのは夕方になりますが、月の出はおおむね24時間50分ごとになるので日を重ねるとともに月の出は遅くなり、十六夜の月の出は十五夜に比べると「ためらいがちに出てくることから、十六夜をいざよいと読むようになったと言われています。

十日夜は「とおかんや」と読みます。旧暦10月10日に行われる収穫祭で、主に東日本で行われている風習です。

稲の刈り取りが終わって、田の神様が山に帰る日とされています、そして田の神様に感謝をしながら、稲の収穫を祝ってお餅をついて食べたり、翌年の五穀豊穣を祈って、お餅をお供えするなどの行事が残っています。

西日本の「亥の子の日」と同じですね！
十五夜、十三夜、十日夜、の3日間が晴れてお月見ができると縁起が良いとされています！

昔から３と言う数字は、安定と調和を意味しているので縁起が良いと言われる由縁なんですね。

月見のお供え物の団子の並べ方

３回のお月見は上記で紹介しましたが、お月見のお団子の飾り方に特別なルールがあるの？どんなふうに飾ってあるの？など、わからない事が多いですよね。

●十五夜のお月見団子
十五夜は十五個お供えします。並べる時は、

1段目　3×3で9個
2段目　2×2で4個
3段目　2個

4個の上に２個は難しいと思うかもしれませんが、お団子はくっつきやすいので簡単に乗せられますよ！

また、一番上のお団子は月に向かって横に2個見えるように置のではなく、正面から見て１個になるように飾ってくださいね！横に２個は、仏事の置き方になってしまいます。

●十三夜のお月見団子
十三夜は十三個飾ります。
1段目　3×3で9個
2段目　2×2で4個

または
1段目　3×3個で9個
2段目　3個
3段目　1個
と置くのもいいですね！

飾る場所はお月さまから見える位置か、床の間に飾ります。そして、お月様から見て左側にススキや旬の野菜や果物を右に月見団子を並べるのが良いとされています。

月見のお供え物のまとめ

お月見のお供え物の意味がわかっていただけましたでしょうか？

意味が理解できれば、お月見をする楽しみがぐんとアップしますね。
ぜひ、手作り団子で秋の夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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