母子家庭の子育ての悩みとは?抱え込まずに楽しく子供と過ごす方法!
2017/08/30
離婚がめずらしくない今の時代。
母子家庭と聞いても違和感なく受け入れられるし、学校でも他の生徒から特別な目で見られることもありません。
でも、まだまだ片親だからという偏見は根強く残っています。
経済的にも苦しいと感じることも多々あります。
こんなに発展した世の中なのに、母子家庭にまつわる悲しい事件も後が絶ちません。
また、母子家庭の母親という立場だから抱える悩みもあり、
誰にも相談できない事ってたくさんあるんです。
では、母子家庭で子育てをしていく上で直面する悩みとは、一体どんなものがあるのでしょう?
そして、母親の悩みとは?悩みなくして子育てはできないのでしょうか?
母子家庭のあなた。
悩んでいるのはあなた一人ではありません。母子家庭の母親にも楽しく子育てをして欲しい!
母子家庭の子育ても楽しくできるんだよ!というお話を今回は、お伝えしたいと思います。
母子家庭の子育ての悩みとは?
母子家庭で一番の大きな悩みは子供との時間の確保ではないでしょうか。
男女平等と言われてはいますが、まだまだ女性の立場が世の中で確立されているとは思えません。
どうしても、経済的に余裕がなくなり、掛け持ちで仕事をする母親がたくさんいます。
私も仕事を3つ掛け持ちして、働いた時期がありました。
「母子家庭だから汚れた服を着ている」
「母子家庭だからあの子はものを買ってもらえない」
何かあると母子家庭だからと決めつけてそんなことを言われるのが嫌で、
朝昼夜と何か月も休みなしで働いたものです。
子供にはひもじい思いをさせてくないですもんね。
でも、がむしゃらに働くと、今度は子供との時間がどうしても持てなくなります。
学校から帰っても一人、夜も一人。何とか子供との時間を作ろうとすると、
自分の体を休める時間を削るしかなくなる。
仕事も子供も自分の体も悪循環で回っていることに、精神的に追い詰められ、
無意識に子供に当たってしまうこともしばしば。
そして、最終的には自己嫌悪に陥ってしまった経験、あるのではないでしょうか?
わたしは、あります・・・。
人に相談できない母子家庭の母親の悩みとは?
母子家庭になって悩むのは子育てだけではないですよね。母親自身の悩みも徐々に出てきます。
離婚の原因は人それぞれですが、離婚後、母子家庭になった母親は独身です。
子供がいても独身です。好きな人ができたり彼氏ができたりしても不思議ではありません。
でも、世間からすれば、子供を抱えて何をしているんだ?
という目で見られてがちです。昔に比べたらずいぶんとましにはなりましたが・・。
子供が小さければ父親が必要かもしれないと考えるだろうし、子供の手が離れてくると、
この先の人生のパートナーが欲しいという願いも出てきます。
悪いことをしているわけではないけれど、世間からは冷たい目で見られ、子供には気を使って何も言えず、
親や兄弟にも何かを言われるのではないかと相談もできません。
また、この人は本当に子供を大切にしてくれるだろうかという不安も出てきます。
結局、そうやって誰にも相談できず、また一人で抱え込んでしまうのです。
ただ、そんな悩みも子供の笑顔を見ると、自然と解決していきます。
ですから、私は出来るだけ子供との時間を取るように心がけてきました。
母子家庭でも子育てを楽しくしよう!
私は少しでも子供との時間を作りたかったので、仕事の掛け持ちをしながら、
家でできる仕事も探しました。
今では在宅の仕事がたくさんありますよね。少しくらい安い作業でも、
家でできるのなら何かあっても、すぐに子供の話を聞いてあげられます。
また、あの仕事はきついとか、これは汚いだとかで、仕事を無意識に選んだりしてませんか?
子供と楽しく過ごせるためなら、子供が小さいうちは仕事の内容なんてなんだっていいんです。
少しくらいきつくても汚くても、一生懸命働いている母親を子供はちゃんと見ています。
周りと同じような贅沢をさせようとは思わなくてもいいんですよ。
手作りでも愛情のこもったものなら子供は喜んでくれます。
あまりにもお金がなかった時、おにぎり、卵焼き、ウインナー焼いて、
「さあ、夜のピクニックに行くわよ~!」と、
子供を近くの公園に連れだしたり、車に乗せてドライブに行きました。
家で食べてたら、おにぎり、卵、ウインナーだけの質素なご飯になっていました。
でも、どんな状況でも楽しむ心を忘れなければ、子供にとって、楽しい夜の思い出なるのです。
うちはうち、よそはよそ。
昔の人はよくそう言ったものです。
片親でも愛情は同じ!悩みもみんな同じ
母子家庭の悩みは、どうしようもない悩みなんでしょうか?
じつは、私、子供の一言で悩みが吹っ飛んだのです。
「僕らはほったらかしにされてると思ったことはないよ。ただ一緒にいる時間が少ないだけだから。」
子供のこの言葉で私は救われました。子供が中学生のときに言ってくれた言葉。
愛情は時間の長さではなく、深さなんだと実感。
たとえ両親がそろっていても、子供の前で携帯ばかり触っていたり、
なんの会話もない家族がたくさんあります。
子供はしっかりと見ていますよ。私たち、大人がしっかりとした態度を取りましょうね。
母子家庭の悩みのまとめ
働かなければいけない、家事をしなければいけない、子供に迷惑を掛けてはいけない。
そんな、「いけない」はいらないのです。
子供と一緒にいる時間は子供だけに集中をして、愛情だけを注ぐ。
今ある状況、環境の中で、いかに子供と楽しく過ごせるか、まずはそれだけを考えてみましょう。
きっと、今までと違った状況が見えてくることでしょう!